マウスピースについて その2
2024.8.30

厚木市のこどもに好かれる歯医者さんグリーン歯科医院 院長の大橋真龍です。

マウスピースについての続きです。

 

前回、型を取るマウスピースが正しいかというと、そうとも言えない、というお話をさせていただきました。

型を取る、とは細かく言うと、その時その時の体の状態を維持しようとしてしまうので、歯並びが全く動けない状態になります。

 

当たり前ですよね。

毎朝お湯につけて使うマウスピースもありますが、
同じように毎朝毎朝歯が少しずつずれていたりするので、合わせるのにお湯を使うものは、まだ、いいですが、
歯医者さんで型を取るものというのは残念ながら、その人の体の状態に合わせて、歯が動きたくなっているものを固定してしまう可能性があるんです。

ですので 型を取るマウスピースは、顎関節症とか 顎が痛い という時に 一時的に症状を軽減するために使うというものです。

 

また、スポーツをしているときに使うマウスピースも同じことが言えます。

スポーツ時に、歯を守るだけでなく、力が出るように調整もできます。

ですが、体調に左右されるので、これも一時的なものです。

 

それに対して、型を取らない マウスピースというのは、長期間にわたって使うものです。

使ってみるとと解りますが、型を取っていないので、なんとなく ゆるい感じがします。

それが、非常に大事なところでもあります。

その緩みがあるおかげで、毎日毎日 歯が動くことが可能なんです。

 

ですのでその毎日毎日動くことをさせることができるので、長期的に使っていても問題がないのです。

 

また、長期的に使うということは、逆に予防としても使うことができます。

そのため 歯並びの予防 だったり、歯軋りや偏頭痛・肩こりなどの予防にもなります。

 

マウスピースと全身の健康についてはまた次回、お伝えさせていただきます。

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